旅とバカラと酒と本

自分のおももくままに書き綴るブログです

バカラ探求&攻略⑧

また、こういうケースもあった。

カジノホテルでは寝て起きて好きな時に24時間勝負が出来る。

その時は夜中の3時にカジノに行ってみると珍しくバカラのテーブルにお客がいなかった。罫線(出目表)を見ると戻り目の流れから突然プレイヤーのツラ目が始まり、3つほどツラ目が続いた後で勝負する人がいなくなったんであろう、そこでこの台は止まっている状態であった。

からしたら折角ツラ目が始まり3つ続いたところで誰もいなくなるなんて信じられない状況であるが(ツラ目大好きなもので・・)その罫線を見た途端、賭けずにはいられなくなり早速その台に座りプレイヤーのツラ目に賭ける事にした。

バカラではカードは先にプレーヤーがめくる事になっている。しかしその時他に客がいない事からディーラーにお願いしてバンカーに先にカードをめくってもらう事にした。

するとバンカーのカードは8と絵札でナチュラルの「8」・・・(9と8の場合ナチュラルと呼び1番めと2番めに強い数字)

がっくり来たがその時は何故か苦笑してしまい「そんなもんだよな~こんなおいしい罫線でいきなり当たらないよな~」なんて事を考えていた。

勝ち目はないと思いながらもカードをめくると1枚目の数字は8であった。

 

「おっ」と思いましたね。

 

何故なら次のカードが10もしくは絵札(11~13)であればバンカーと同じ「8」となりほとんど勝ち目のないナチュラルに対し引き分ける事が出来る。

単純な計算で言えば10または絵札が出る確率は13分の4であり決して高くはないがあきらめる程低くはない。

俄然やる気になった僕は「絵札が出ろ!」と力を込めて2枚めカードを絞ると3分の1程めくったところで現れたのは柄が何もない真っ白な状態の、自分でも全く想像もしていなかった「1」であった!

(トランプを見れば分かるが1は真ん中にしか柄がない。もちろんこの場合カードの角の数字はそれぞれ両手の人差し指と親指で隠してめくる。これを前述した様に絞りという)

つまり8と1で「9」となり何とナチュラルの「8」に対して唯一勝てる「9」で勝ってしまったのである。

これも少しドラマチックというか本来であればプレイヤーの僕が先にカードを開けて「9」を出し、その後バンカーが「8」を出すという展開になり「お~、ちょっとやばかったな~」という位で終わっていたと思う。

ところが先にバンカーを開けてもらう事で本来なら負ける確率の高いと思われる勝負を劇的に勝つ、という展開になる事となった。

その後は大変に好調な展開で順調に勝つ事が出来た。

 

バカラ探求&攻略⑦

ツキの流れが変わったケースでこういう事があった。

あまりツキがない状態でじわじわマイナスしている時だった。

僕はプレイヤーに賭け、配られた2枚目カードの合計は5であった。対してバンカーの2枚の合計は2。この場合両者とも3枚目のカードをめくる事になる。

僕は気合を入れてカードを絞ったが、何という事かカードの数字は6・・・最悪である。

5と6で3枚の合計はほとんど最低と言ってもよい「1」である。

僕は完全に投げやりな気持ちになっていた。

相手のバンカーは完全に勝ちを確信し、配られた3枚目のカードを普段であれば当然絞ったであろうに全くカードを見る事もなくポイッとディーラーに投げ返した。それもそうだろう。彼は「8」を引く以外負ける事はない。

すると何という事だろう。ディーラーが放り投げ返されたカードをめくるとあり得ない事に現れた数字は「8」であった。

それまで余裕でニヤニヤしていた彼の顔が一瞬にして曇ったのが分かった。

彼の合計は2と8で「0」。僕はなんと「1」で勝ってしまったのである。

そこからの僕はそれまでのストレスが溜まる状態が嘘の様にツキだし順調に勝ちを積み重ねていく事が出来た。

バカラ探求&攻略⑥

以前ポイペトでこんな事があった。

罫線(出目表)を見ると戻り目の流れだった為プレイヤーが出た後にバンカーに賭けた。

そして結果はその通りバンカーで的中した。しかしディーラーが結果を打ち込むと罫線がバンカーのツラ目になっている。

つまり僕が最初に罫線を見た時はプレイヤーの後にバンカーが出ていたのだが、まだディーラーが打ち込んでなかった状態だったのだ。

結果として戻り目の状態から突然始まったツラ目を的中させる事になった。戻り目の状態から突然始まるツラ目を的中させる事はなかなか難しい。

僕は偶然当たった突然のツラ目にその後も賭け続け、引き分けを挟んで6連続で的中させる事が出来た。

この場合も本来なら外れていたのだが偶然にも的中させる事が出来、その後ツキが訪れたケースである。

また蛇足だがツラ目でも戻り目でもそれらが連続して出ている時、引き分けを挟むと流れが変わるんではないかと今まで賭けていたツラ目ならツラ目を止めて逆に賭けたくなる事がある。

結果はそうかもしれないし、そうではないかもしれない。

であるならば僕はそのまま賭け続ける様にするべきではないかと思う。そうじゃないと、もし逆に賭けたならそのまま続いた結果になった時に相当な後悔をするし、もう元の流れに戻すには躊躇してしまうと思う。

バカラ探求&攻略⑤

前回も書いたがツイている時は後から振り返って気付くケースがほとんどで、そのツイている最中は暗中模索の中で夢中で賭けている状態であり、なかなか自分の状況を客観的に見る事が出来ないケースが多い様に思う。

しかし後から振り返った時、そのツイている状況を追体験としてもう一度知覚し、少しでも体に覚え込ませる事で次に同じ様な状況になった時に多少なりとも大胆に賭ける事が出来る様になるのではないか。

僕にとって自分がツイている状態を把握するには今のところこれくらいしか思いつかないのである。

後から振り返ってみた時、ツイている状態に至ったいくつかのケースを次回に述べてみたいと思う。

 

バカラ探求&攻略④

自分がツイているとプレイ中に知覚出来たならその時だけ大胆に賭けていけばいいわけで、これはもう必勝法と言ってよい範疇にあると言える。

しかし実際には次に当たるか当たらないかは前にも書いた様に「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」である。過信は禁物であり結果的にツイていたとしても、大抵の場合その時は手探りで次の出目に向かってプレイしている。

そしてプレイが終わり振り返った時に「あぁ、今日はツイてたな」と安堵し、その際いくつかターニングポイント的な事象に気付く事がある。

昨年マニラでこういう事があった。

どの台がいいか罫線(出目表)を眺めながら物色していると戻り目が始まりそうな台があった。ピンと来た為立ったままチップを置くとディーラーからニッコリと「ノー」と言われてしまった。

罫線しか見てなかった為気付かなかったが既に締め切りを過ぎておりカードを配り始めた状態だったのだ。

みっともない醜態に赤面しながらもそのまま結果を見ていると戻り目ではなくツラ目になった。結果として、もし賭けていたら見事に外していたのだ。

ディーラーが僕の顔を見て「ラッキー」と声を掛けてくれ自分でもそう思い、たまたま一席だけ空いていた椅子に座りそのままプレイする事にした。

賭けるのは流れに乗ってツラ目にした。

すると果たして次に出た目はツラ目であった。

的中に気分を良くして次もツラ目で行ったらまたもや当たり。

「ツラ目は追い続けろ」

これは沢木耕太郎の「波の音が消えるまで」から学んだ事であり、第一僕の様な引き出しの少ないプレイヤーが勝つ為にはツラ目でも戻り目でも連続した時に当て続けなければ複雑怪奇な出目など当て切るのは到底無理だからだ。

そして自分なりのセオリーとして連続した目を追いかけている時は決して賭け金を下げてはならないと思う。上げる事はあっても下げてはならないと思う。

連続して当たると次はもうそろそろ外れるんではないかと弱気になって賭け金を下げてしまったりする事があったりするが、これは自らツキを手放す行為だと思う。

最後まで金額を下げずに賭け続ける。そして外して終わらせないといけない。これも「波の音が消えるまで」で学んだ事だ。

その時は結果として8連続で的中させ9回目で外れた。

今回の事は単なる偶然かもしれないが本来ならお金を失っていたはずなのに失わずに済んでいるケースであり、ツキがあるかないかで言えば少なくともあるわけでこういうタイミングでは賭けてみるのもありだと思う。逆に言えば賭けようと思っていたのに賭けられず、結果それが的中してしまった場合などは要注意とも言える。

 

それにしても分からないのはもし賭け金を上げるとしたらどのタイミングで上げたら良いのかだ。

2回連続で当たった時、3回目に賭け金を倍に増やそうとして何故か思い留まってしまった。もし増やせていたなら8連続で当たったわけだから勝ち金はもう少し増えていたわけである。

思い留まって、結果それが当たってしまうと、もう賭け金を増やす事がを出来なくなってしまった。

連続して的中時の賭け金を上げるタイミングは僕にとって最大の課題である。

 

 

バカラ探求&攻略③

沢木耕太郎の「波の音が消えるまで」というバカラを題材にした小説の中に、次に出る目に関して「そうかもしれないし、そうではないかもしれない」といった一文があります。

これは賭ける人の思いがどんなに強かろうが次に出る目の確率は常に半分でありバンカーかもしれないしプレイヤーかもしれない、といった事を表現したものである。

バカラをしばらくやっていると正にこの通りだなあ、と実感する。こちらの思い(例えば次外れたら持ち金がなくなってしまう、とか流れ的に次は絶対プレイヤーが出るはず!と思う事等)などお構いなしに結果は淡々と現われる。

あまり独りよがりに思い込み過ぎていきなり大金を賭けたりしない方がいいかもしれないという戒めになる一文である。がしかし、強い思いがなければ大きく賭けられないのもまたバカラである。

ここで大事なのは如何に自分のツキの状態を客観的に把握出来ているかどうかがポイントであると思う。ツイている状態なら大きく賭けていけば良いし、ツイてない状態なら賭け金は抑えるという事になる。

バカラは麻雀などと違い個人の技術によって勝敗を左右されるギャンブルではない。もし技術があるとするなら僕はこのツキの把握が的確に出来るかどうかであると思う。

ただし問題なのはツイてない状態は比較的分かりやすいが、ツイている状態はその時はあまり実感がなく後になってあの状況はツイていたなあ、というケースが多いことである。

バカラ探求&攻略②

以前にも書きましたがポイペトという街のカジノではバカラのミニマムベットが低く40バーツ(約130円)から賭けられる為、あまりお金を気にせずに自分で考えた戦略を試してみるには打って付けの場所であり場数を踏むのにも適しています。

場数を踏む事によって様々なバカラの出目パターンを体験する事が出来る為、成功体験や失敗体験をある程度身体に覚え込ませる事が出来るわけです。

また賭け方もただひたすら戻り目(バンカーとプレイヤーが交互に出る目)に賭けてみたり、つら目(バンカーならバンカーが続く出目、つまりバンカーが出たら次も必ずバンカーに賭ける)にだけ賭け続けてみたりと色々やってみる事が出来ます。

1度戻り目が13連続出た事があり、それを全部的中させた事がありますがこれだけ当たり続けると低い賭け金(その時300バーツでした)とはいえ何とも言えない不思議な感覚の中でプレイしていた事を思い出します。

また逆にこれでもか、というくらい外れ続けた事もあります。この時は熱くなり過ぎてマーチンゲール方ほどではないですが外したお金を取り返そうとどんどん賭け金が膨らみ、そして外れ続け最後は1万バーツ(約33000円)が外れたところで脱力し撤退した事があります。(以前にも書きましたが私はサラリーマンバカラーなので世の中のハイローラーの方の様な大金は賭けられません)

その時(というかその後)思ったのは当たっている時はなかなか賭け金を増やせないけど外している時は実に簡単に賭け金を増やせるなぁ、というものでした。

そういう状態になったら客観的に自分を見て早い段階でストップしなければいけない、という事が虚しさの中で唯一得た教訓でした。

しかしこれすらも出来る出来ないは別問題であり、また同じ事を繰り返す可能性も多いにありますが今のところはその時ほど酷い状態は発生していません。

バカラ探求&攻略①

ブログの題名に「バカラ」が入っているわけですからバカラ必勝法なるものを書き込みたいところです。

ここ5年程バカラ必勝法なるものを探し続けて来ましたがそんなものは全然見つからず、むしろ「もう絶対にバカラはやめた!」と思う事は2度3度。それでも時間が経つと次はもしかしたらいけるんではないかと性懲りもなくカジノに向かうおめでたい性格。

そもそも必勝法とは文字通り「必ず勝つ方法」ですからこんなものはバカラをある程度経験した人なら「無茶言うなよ・・」と言う事で終了しそうです(残念)。

まあ実際のところ必勝法は難しいですが、それでも負けを出来るだけ少なく抑える方法とか勝ちに出来るだけ近づける方法などは僕なりに感じるところがありますので書き綴っていきたいと思います。

マニラへ安く行く方法

マニラへ安く行くにはLCCのジェットスター航空かセブパシフィック航空という事になります。

しかしジェットスター航空は成田発の場合マニラに夜中に着く為どちらかと言えば避けたい航空会社になると思います。

そうなるとセブパシフィック航空という事になりますがこの航空会社はホームページから買うよりも「Trip.com」で買う方が安くなるケースが多い上、時々とんでもなく安いチケットを出す事があります。

片道1万円を切る航空券もたまに見る事があるのでマニラに行く予定のある方は1日2回位閲覧する覚悟でチェックすれば大変お得な航空券がゲット出来る可能性があります。大体2ヶ月前位に安い航空券が出る可能性が高い様な気がします。

マニラというカジノの穴場

ところで話は変わりますがマニラに数多くのカジノがあると聞いたら多くの日本人は意外な感じがするのではないでしょうか。

日本人に思い浮かぶカジノのある街と言えばマカオ、ラスベガス、あと近いという事からソウル辺りではないでしょうか。

実はカンボジアが隠れたカジノ大国である様にフィリピン(特にマニラ)も結構な数のカジノがあります。

ポイペトはたくさんのカジノが林立している上に最低ベットが安く(バカラは何と40バーツ、約130円から!)気安くバカラが出来ますが行くのが大変です。まずバンコクまで行くのに6~7時間かかる上にそこからバスで4~5時間、国境を抜けたり再入国したり(ポイペトからタイへの陸路入国はめちゃくちゃ混んでおり毎回90分位かかる)となかなか面倒くさい。

その点マニラは気楽である。日本から5時間位だし空港の周りに沢山カジノがある。

マラテ地区辺りまで行けば更に庶民的なカジノも多くあるしミニマムベット(最低賭け金)は500ペソ(約1000円強)とカンボジアほど安くはないが日本人には問題ないだろう。マラテにしたって空いていれば空港からタクシーで30分位だしマニラに着いてすぐにバカラが出来るのは大きな魅力であり体力的にもありがたい。

また外国で日本食を食べる事を楽しみにしている僕としては数多くある日本食レストランも魅力のひとつである。

が、問題は治安の部分であろう。

以前は、マニラ➡ホールドアップ➡身ぐるみ剥がされる➡行かん方がいいけんね的なイメージがあったがドゥテルテ大統領になってから治安が大きく改善された事もあり普通に行動していれば大丈夫な感じである。

なので短い休みしか取れない時はマニラはお勧めである。