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自分のおももくままに書き綴るブログです

バカラ探求&攻略④

自分がツイているとプレイ中に知覚出来たならその時だけ大胆に賭けていけばいいわけで、これはもう必勝法と言ってよい範疇にあると言える。

しかし実際には次に当たるか当たらないかは前にも書いた様に「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」である。過信は禁物であり結果的にツイていたとしても、大抵の場合その時は手探りで次の出目に向かってプレイしている。

そしてプレイが終わり振り返った時に「あぁ、今日はツイてたな」と安堵し、その際いくつかターニングポイント的な事象に気付く事がある。

昨年マニラでこういう事があった。

どの台がいいか罫線(出目表)を眺めながら物色していると戻り目が始まりそうな台があった。ピンと来た為立ったままチップを置くとディーラーからニッコリと「ノー」と言われてしまった。

罫線しか見てなかった為気付かなかったが既に締め切りを過ぎておりカードを配り始めた状態だったのだ。

みっともない醜態に赤面しながらもそのまま結果を見ていると戻り目ではなくツラ目になった。結果として、もし賭けていたら見事に外していたのだ。

ディーラーが僕の顔を見て「ラッキー」と声を掛けてくれ自分でもそう思い、たまたま一席だけ空いていた椅子に座りそのままプレイする事にした。

賭けるのは流れに乗ってツラ目にした。

すると果たして次に出た目はツラ目であった。

的中に気分を良くして次もツラ目で行ったらまたもや当たり。

「ツラ目は追い続けろ」

これは沢木耕太郎の「波の音が消えるまで」から学んだ事であり、第一僕の様な引き出しの少ないプレイヤーが勝つ為にはツラ目でも戻り目でも連続した時に当て続けなければ複雑怪奇な出目など当て切るのは到底無理だからだ。

そして自分なりのセオリーとして連続した目を追いかけている時は決して賭け金を下げてはならないと思う。上げる事はあっても下げてはならないと思う。

連続して当たると次はもうそろそろ外れるんではないかと弱気になって賭け金を下げてしまったりする事があったりするが、これは自らツキを手放す行為だと思う。

最後まで金額を下げずに賭け続ける。そして外して終わらせないといけない。これも「波の音が消えるまで」で学んだ事だ。

その時は結果として8連続で的中させ9回目で外れた。

今回の事は単なる偶然かもしれないが本来ならお金を失っていたはずなのに失わずに済んでいるケースであり、ツキがあるかないかで言えば少なくともあるわけでこういうタイミングでは賭けてみるのもありだと思う。逆に言えば賭けようと思っていたのに賭けられず、結果それが的中してしまった場合などは要注意とも言える。

 

それにしても分からないのはもし賭け金を上げるとしたらどのタイミングで上げたら良いのかだ。

2回連続で当たった時、3回目に賭け金を倍に増やそうとして何故か思い留まってしまった。もし増やせていたなら8連続で当たったわけだから勝ち金はもう少し増えていたわけである。

思い留まって、結果それが当たってしまうと、もう賭け金を増やす事がを出来なくなってしまった。

連続して的中時の賭け金を上げるタイミングは僕にとって最大の課題である。