(よかったらこの話は「2024年バカラ旅始め①」から読んで下さい)
ロンクルア市場で思わぬトラブルに巻き込まれ、さっさとカンボジアに抜けようと国境に向けて歩いていたが、歩いているうちに段々と冷静になっていき、せっかく来たのだから何か買おうと思い直しスニーカーを買う事にした。
恐る恐る先ほどの場所に戻ってみると、もう彼らはいないようでホっと胸をなで下ろし、ある一軒の店に入りお土産用にスニーカーを買った。金額は交渉の末240バーツ(約1000円)。
ここの商品は安いと言われるバンコクのMBK(マーブンクロン ショッピングセンター)やウィークエンドマーケットで買うより格段に安い。
買い物を済ませてカンボジアに入国する事にしたが、去年の7月に来た時に1年間有効のマルチプルビザを取得していたので今回は楽である。
カンボジア入国にはビザが必要で、1回こっきりだと30ドル。僕の様に何回も使えるマルチプルビザだと1年で40ドルである。
ここのビザ発行所はたちが悪い。何とかビザ代を多くせしめようとするのだ。
定価以上の金額を書いた手書きのボードを見せて必要以上に払わせようとする。国の公の機関が、である。
今回はタイを出国した後、カンボジアの入国処理だけなのであっという間にカンボジアに入国する事が出来た。
カンボジアに入ると結構雰囲気が変わる。
わずか数十メートルしか離れてないのに中進国から発展途上国へ来た、と実感できる。
今回も前回7月に泊まったカジノホテルに宿泊しようとしたが満室だと断られてしまった。
僕の宿泊方法はカジノのチップを買って部屋を無料にしてもらうやり方だ。
今回は15000バーツ(約62400円)のチップを買うと宿泊が無料になるカジノホテルを見つけ、そこに泊まる事にした。ただし、金曜日と土曜日は25000バーツ(104000円)に跳ね上がる。
このチップをプロモーションチップ、またはノンネゴシエーションチップなどと言うが、このチップはお金に換える事は出来ない。
このチップを賭けて当たるとキャッシュチップという換金出来るチップをもらえる。
そして賭けたプロモーションチップ、またはノンネゴシエーションチップはそのまま手元の戻され、外れるまで使い続けなければならない。
つまりこのチップを15000バーツ分使い切った時、15000バーツ分のキャッシュチップが手元に残ればチャラとなり、宿泊代がまるまるタダになった事になる。
それだけではない。2食分の食事クーポンも付くのでビールでも飲まなければ全くお金を使わず過ごす事が出来る。
僕の目論見では退職後、このシステムを利用してカンボジアにも長期滞在しようと企んでいる。
「いやいや、そんな虫のいい話はないよ」と思われるかもしれないが意外とそうではない。
バカラの還元率は98~99%である。
仮にその確率に収束したとしても1日に掛かるお金は1000円程度で宿泊代と食事が収まる事になり、1ケ月でも3万円程度である。
まあ、そう上手くいくかはやってみないと勿論分からないが、案外いけるのではないかと今から楽しみにしているのである(笑)