(よかったらこの話は「コロナ後初のカジノ旅①ポイペト」から先に読んで下さい。)
NOBUで少し酔っぱらった僕は部屋に帰ると2時間ほど寝た。
そして起きた後スッキリした気分でバカラのテーブルに向かう事ができた。
ここでプロモーションチップについて少し説明しておきたい。
以前このブログで説明した事があるのだがプロモーションチップとは現金と交換出来ないチップである。
前述の1万バーツ分のチップを買って宿泊がタダになる場合、もらえるのはこのプロモーションチップである。
このチップを賭けて当たった場合もらえるのはキャッシュチップといって、こちらは現金と交換出来る。そして賭けたプロモーションチップは手元にそのまま戻される。
つまりプロモーションチップははずれるまで手元に残される事になる。
今回1万バーツ分のプロモーションチップを使い切った時、1万バーツのキャッシュチップが手元に残っていれば宿泊はタダになり、もし1万バーツ以上のキャッシュチップが手元にあれば宿泊がタダになった上にその分が儲かった事になる。
そして勝負の結果としては12700バーツ(プラス10800円)のキャッシュチップがが手元に残った。
プラスマイナスゼロで十分(これで宿泊がタダになるわけだから)と思っていたので望外の結果である。
勝負前は1000バーツ(4000円)を基本的な賭け金にしようと考えていたがバカラの恐ろしいところはツキの波がどう表れてくるか分からないところである。
最初から良い調子の波やトントンの波が来てくれればいいが初っ端から良くない波が来る事だって往々にしてある。実際、僕は何度かこの流れを経験している。
するとどうなるか。
最初に大きな負けを背負うとまず取り返すのは難しい。
これを勝負の流れの中の単なる一局面と割り切れればいいが実際には心が乱れ、荒ぶるのが常である。
その後、負けを取り返そうと賭け方が荒れ、挙句これが当たれば一気に取り返せると大金で勝負し、結果として必ず外れる。
大体、流れが悪い中で大きな勝負をしても勝てるわけがないのだ。
しかしその渦中にいるとこの判断がつかなくなる。もしかして当たるのではないか、という非常に危険ではかない希望にすがる事になる。
そして外れたあと放心状態でフラフラと部屋に戻り、おのれの愚かさに呆れ、苛立ち、思わず絶叫したくなる。
僕はもう何度もこれを体験した。
この状態になる事だけは避けなければならない。
故にスタートは慎重にいった方がいい。
仮に最初からツキの流れが来たとしてもそれはそれで仕方がない。結果論であると僕は考える様にしている。
という事で500バーツをベースに賭け始めたが途中から1000バーツにベースを引き上げようと思っていたのについに出来なかった。
途中から引き上げる事が出来ていれば儲けはもっと増えていた、とは思うのだがなかなかそのタイミングが難しく、何度か1000バーツを賭けた時に外してしまった事の方が多かった為、結局最後まで500バーツのベースを変える事が出来なかった。
この賭け金を増やすタイミングというのが僕の目下の課題である。
まだまだ続きます。