旅とバカラと酒と本

自分のおももくままに書き綴るブログです

旅のあれこれ⑥ 旅の英語

英語・・・苦手である。

我ながらよくもこんな程度の語彙力で旅してるな、と感心する。

言っちゃあ何だが僕の場合、動詞は常に現在形というストロングスタイルである。

 

んがしかし、これが東南アジアなんかだと逆に良かったりなんかするのである。

まあ、シンガポールやフィリピンなど英語を話す国は除くがその他の国の場合基本的に英語なんぞ僕らと同レベルであり、下手に過去形や完了形なんぞ使おうものなら逆に伝わりにくい、と勝手にそう思い込んでいる。シンプルイズベストなのである。そうなのである。←(自己弁護)

 

なもんで旅先で日本人と出会うと英語が必要なシーンになると急に無口になったりする。あれ、何か急におとなしくなったな、と思った人が過去にいたらたぶん僕です。

 

んがしかし(2回目)、旅も何度か続けていくと英語に対する不安感、というか言葉に対する不安感が徐々に無くなっていくのである。こんなに喋れないのに。

 

今なんてほぼない ( ゚Д゚)

 

何だったらほとんど英語の通じないであろう中国の奥地だって平気である。

 

大体旅をしていてよっぽどの込み入った話にでもならなければゼスチャーと簡単な単語で何とかなる。

あと旅を続けているうちに旅でよく使われる単語の聞き取りに慣れてくる、というのがあると思う。

タイのプーケットへ何度目かの1人旅で行った時こんな事があった。

ホテルのレセプションで

 

「Do you have a room?」と聞くと

 

「Who?」と答えが返ってきた。

 

思わず僕は「Who?」、 「Who?」ってどういうこっちゃ?俺に決まってるじゃないかいと思った。

そして僕はもう一度聞いた。

 

「Do you have a room?」

 

するとレセプションの女性は・・・

 

「Who?」ともう1回聞いてくるではないか・・・

 

そして僕はしばらく頭の中が「?????」の状態であったが、何故だか突然「!!!!!」とひらめき

 

「あ、そうね!!Fullね! Fullなのね!」と理解してしまったのである。

 

今だったらその状況で「Who?」と言われたらすぐに「Full」と分かるがなにぶん旅の経験が浅くなかなかピンと来なかったのである。

 

僕の英語を聞く力なんて実際ヒドイもんだが大体のパターンとして相手がペラペラしゃべってくる単語から数少ない理解出来たものを組み合わせ、その場の状況を考えてまあ、おそらくこういう事を言っているんだろうなあ、と想像して旅をしのいでいる。

するとあら不思議、大方のところ問題なく無事旅を続けられている。

昔は旅に行く毎に小さな英語の辞書を持って行ったものだが随分前からそんなもの持って行く事もなくなった。(もっとも最近はスマートフォンが辞書の役割をしてくれるが)

 

しかしながら、つたない英語に頼って旅をしているくせに英語が母国語の国よりは母国語じゃない国に行く方が正直言って気楽である。

何故なら母国語の国では僕の英語力がバレバレなのと、母国語じゃない国の英語の方がシンプルで聞き取り易いからである。

なのでアメリカ西海岸に行った時は妙な劣等感を味合わされてちょっと不愉快な目に遭う事もありましたです、はい・・・