旅とバカラと酒と本

自分のおももくままに書き綴るブログです

バカラを始めたキッカケ

突然ですがうって変わって現在である。その時の旅ほど面白かった旅はなくその後の事もいくらでも書き綴りたいのだがそのまま書き続けるとこのブログのタイトルでもある「バカラ」に何時まで経ってもたどり着けそうもないので強引に一旦現在に引き戻すのである。

僕がバカラを始めたのは沢木耕太郎の「波の音が消えるまで」という本を読んだ事がキッカケだった。もともと沢木耕太郎は旅好きの人間にはバイブルと言ってもよい「深夜特急」が有名だが、この「波の音が消えるまで」はノンフィクションの名手である彼がバカラという珍しい題材で綴ったフィクション小説である。

僕はもともとノンフィクションは好きだがフィクションはどうしても現実味が感じられずどちらかと言うと読む事は少なかった。しかし沢木耕太郎の筆力であろう、一読して夢中になり是非今度バカラをやってみたいとその時思っていた。