旅とバカラと酒と本

自分のおももくままに書き綴るブログです

旅のあれこれ⑤ リコンファーム

いつ頃からだろうかリコンファームが要らなくなったのは?

リコンファームとは自分が乗る航空会社の現地の事務所に出発の72時間前までに予約通り搭乗する意思を伝える事である。これをしないと勝手に予約を取り消される事がある。

昔は海外に個人で行くとこのリコンファームが必須であった。そして僕の様に英語が苦手な旅行者にとってこのリコンファームは実におっくうで面倒くさく悩みの種であった。

リコンファームをするには現地で電話をするか現地の事務所に行くかしなければならない。現地の事務所に行くなんてのは時間の無駄だし第一どこにあるか調べるのも大変である。(昔はスマホなんてないし)

従っておのずと電話によるリコンファームという事になる。が、これが結構大変なのだ。まず携帯電話なんてないから公衆電話かホテルのカウンターに内線を掛け、外線に繋いでもらったりしなければならない。

カウンターの人とのやりとりに自信がない僕は(苦手な英語を直接話すのではなく電話で会話すると更に難易度があがる)大抵の場合公衆電話から航空会社に電話していた。しかしこれも一筋縄ではいかない。

僕の場合タイが多かったがまず当時の公衆電話が結構な確率で壊れていた。そんな事はこっちは分からないから小銭を入れたはいいが戻って来なかったりする。そしてまた次の公衆電話を探して彷徨わなければならない。

またどの硬貨なら使えるかもよく分からないし、困るのは電話機の音というのは国によって違うのだ。

日本なら外線を掛ける時はボタンを押すまで「プーーーーー」と音がするがタイの場合日本の話し中の様な「プーー、プーー、プーー、プーー」という音が正常音だったりする。

そんな事知らないからいつまで経っても電話する事が出来なかったりした。

そして繋がってからも英語でのやりとりは最初の頃はとても緊張し、何とかやり終えた後は実に充実感と安堵感があったのを覚えている。

何度かリコンファームを繰り返すうちに段々と苦手意識は薄れ、会話のコツも自分なりに覚えていったが抵抗感がなくなった事はなく、最近はリコンファームしなくていい事をとてもありがたく思っている。