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カンボジアのビザ取得と悪党達

タイを出国し道路を渡って左へしばらく行くとアライバルビザ発行の為の小さな建物があります。何でこんなに係の人がいるの?といった感じで暇そうな男たちが数名、何をするわけでもなく建物の中でくっちゃべっています。

記入台にあるビザ申請用紙に書き込んだ後、パスポートとお金を一緒に窓口に差し出すわけですがここで間違いなく賄賂を要求されます。

しかしそれは一見して賄賂とは分からない巧妙?なやり方で、窓口にパスポートと書類を提出しようとしたその時、近づいて来た男が手書きのボードを無言で差し出し本来1000バーツの料金(またはUS30ドル)のはずなのにそこには1200バーツと書かれているのです。ちなみにカンボジアの通貨はリエルと言いますが同時にUSドルも流通しています。しかしタイに隣接したここポイペトでは圧倒的なタイバーツの強さから普通にタイのお金が使われているのです。

事前に料金を知っていた旅行者でも「あれ、値上がりしたのかな」と払う事もあるだろうし、料金を知らなかった旅行者ならあっさり払う事になるでしょう。

この無言でボードを差し出すのがミソで、これを口頭でやってしまうと他に旅行者がいた場合ここでの不正行為を知っている者も多いのでばれてしまう可能性があるわけです。

相手からすれば騒がれたくないので、もしその様な目にあったら「俺は正規の料金を知っている」と毅然と対応すれば大丈夫です。ちなみにそのボードにしても手書きの小汚い字で、手作り感満載のいかにもカンボジア的な代物です。