(よかったらこの話は「2024年バカラ旅始め①」から読んで下さい)
結局3日目はトータル11200バーツ(46592円)のプラスで終える事が出来た。
初日からのプラマイは16960バーツ(70553円)のプラスとなった。
旅の最初に考えていたのは航空券(今回55620円と高かった)、ホテル代、食費などで最低でも7万円位は勝ちたいと思っていたので最低金額はとりあえず達成である(パチパチパチ)。
まあ、初日の大負けを考えたら上出来である。
話は変わるが、こんなポイペトでも朝は気持ちが良い。
まだ暑くもなく、ホテルの敷地は整備もされているので快適である。
こんな天気の中を、短パンTシャツで歩いていると、まだ寒い日本の事を思い贅沢な気持ちになる。
そして4日目の朝を迎え、僕は結構悩んでいた。
もう一泊するか、それともバンコクに戻るか、でである。
今回の旅はサラリーマンの僕にとっては珍しく、8日間の日程の少し長めの旅である。
今から戻ればパタヤビーチ位だったら行けない事はない。(この時点で朝の5時半頃)
折角だったらビーチでも行きたい。
でももうちょっとバカラもしたい。
どうしよ、どうしよ、どうしよ、どうしよ・・・
悩みに悩みながら、心は決まらないまま、足だけは今日のホテル代、というか宿泊がタダになるチップ代25000バーツを払いにカウンターに向かっていた。
もうちょっとでカウンター、という所で突然気持ちが固まった。
「よし!バンコクに戻ろう。列車で戻ろう!」
何故だか分からない。
何だかもう一泊して、またバカラの勝負に集中する事が面倒臭く思えたのだ。
すぐ隣のアランヤプラテートからはバンコク行きの列車が出ている。
確か7時頃の出発だ。
たまには列車で旅情を味わうのもいいだろう。
ビールなんぞ飲んで、車窓からのんびり風景でも眺めよう。
今からすぐに荷物をまとめてカンボジアを出国すれば列車に間に合うはずだ。
よし急げ!
甘かったのだ・・・
まずチェックアウトが時間が掛かった。
チェックアウトをしようとすると備品を盗んだり、壊したりしてないか、カウンターから客室係に電話をし、チェックさせるのだがこれがまた時間が掛かる。
ようやく終わったと思って、急いで出国管理事務所に向かった時点で6時15分くらいだったのだが着いてみると異常な混みである。
出国管理事務所は6時オープンだがもう既に100人近い列が出来ていた。
土曜日というのも関係しているのかもしれない。
僕は知っている。
このくらい並ぶと1時間は掛かる事を。
不思議な事にタイを出国する時はさほど混んでないのにカンボジアを出国する時はいつも混んでいる。
さすがにまだ6時過ぎだから大丈夫だろうと思っていたのに全くダメだった。
「あ~あ・・・」
こんな事ならポイペトにもう一泊すれば良かった・・・
そう思ったが後の祭りである。
もう一度戻ってチェックインするのはとてもじゃないが面倒臭く感じた。
仕方がないので溜息をつきながら長い列に並び、こんな事を考えた。
「いやいや、勝負してたら大負けしてたぞ」
そう思って自分をなぐさめながら・・・
次回に続きます!