3年半ぶりに海外に行く事になった。
実に2020年1月以来である。
タイ経由でカンボジアのポイペトに行って来る。
目的はカジノでバカラをする事だ。
思えばこのブログを始めた2019年の10月からわずか3か月後、コロナが世界中に蔓延し、旅を同時進行的に書き綴ろうと思っていたのが頓挫してしまったのだ。
最初の頃はこんなに長く海外に行けないなんて考えてもおらず、またすぐに行けるようになると割と軽く考えていた。
あれから3年半、長かった様な、あっという間だった様な自分でもよく分からない感覚である。
今回はカンボジアのポイペトでカジノ旅という事でとりあえずタイに向かう。
カンボジアは日本からの直行便がないので一旦バンコクへ飛び、そこからバスでカンボジアに行くのだ。
今回の航空券代はエアアジアで36680円。
コロナ前の2万円前後の航空券代を考えるとかなり高くなっている。
航空会社もこの3年で稼ぎ損ねた分を取り返そうと強気の価格設定である。ライバルの航空会社も路線撤退のところが多く競争が減り、旅行需要も相まって致し方ない状況である。
僕の場合、2020年の夏のエアアジアの飛行機がキャンセルになった料金2万円ほどがクーポンとして返却された為、およそ17000円の支払いとなった。
ホテルも強気のところが多い。
タイの定宿はいつも2000円位で泊まっていたのだがおよそ3000円に値上げされていた。
せっかくなのでマンネリ化した旅を脱却しようといつもとは全く違う場所にホテルを取った。
場所はルンピニー公園のすぐ側にした。
ルンピニー公園はバンコク中心にある大きな公園で、この公園の前から通称「カジノバス」と呼ばれるカンボジアとの国境沿いにあるタイ側の町、アランヤプラテート行きのバスが出ているのだ。
出ているのだ、と言っても今現在どうなっているかは分からない。多分出ているだろう、という見切り発車である。
まあ、出てなかったらなかったで違う方法で行くだけなので気にはしてない。
ただ歩いてバス乗り場まで行けるのがよいな、と思って今回のホテルにした。
いつもは早朝5時頃タクシーを拾ってバス乗り場まで駆けつけていたのだ。
ルンピニー公園の周辺には屋台が出ていて今回は久しぶりにタイ料理でも食べようという気になっている。
以前ブログにも書いたが僕は海外で食う日本食こそ「至高」という妙な考えにとり憑かれており、タイに行ってまで日本食やそれに近いものばかりここ数年口にしていた。
(少し言い訳させてもらえるなら、その更に数年前は頑張ってタイ料理ばっかり食べていた)
それがどうして久しぶりにタイ料理を食べようかと考えたかというとこの数年海外に行けない鬱憤をバックパッカーのユーチューブ動画で晴らしていたのが要因である。
よく見ていたのが「おとちゃんねる」や「アジアンビーチチャンネル」「おちょし」「Ninja」などである。
彼らはお金がない。ないったらない。でもうらやましい事に実に長い旅を続けている。
いきおいどうなるか?というと必然的に屋台飯、すなわち現地価格のタイ料理を口にする事になる。
これが実に美味そうに食べるのだ。
「あれ、タイ料理ってそんなに美味かったっけな?」と思ってしまう程だ。
もう何年も食べてない、あるいは食べたかどうだか記憶にないタイ料理、「カオカームー」(豚足のせご飯)「ソムタム」(青いパパイヤのサラダ、辛い!)と一緒にたべる「カオニャウ」(もち米のご飯)ムーピン(豚肉の串焼き)「カオマンガイ」(鶏肉スープで炊いた鶏肉のせご飯)などなど。
屋台でシンハービールなんぞ飲みながら久々のタイも満喫しようかと考えている。