旅とバカラと酒と本

自分のおももくままに書き綴るブログです

バンコクの翌朝

シンハービールの酔いによって何とも言えない解放感に満たされ、部屋に戻り深い眠りについて遅く起きた翌朝、カーテンを開けた途端に僕の気持ちは一気に高揚した。

何故ならめちゃくちゃ明るく開放的な景色が広がっていたからである。

初めての海外で夜中に見知らぬ土地に着き、わけも分からず自分がどこにいるかも知れない宿泊所に泊まり、ずっと真っ暗なままで常におどろおどろしい気分に苛まれていた自分にとって、朝起きた途端に一気に世界が変わった様な気分になったのである。

その時のタイは3月初旬で、丁度年間でも最も暑く日差しの強いシーズンに入ったところであり、窓から見る風景は正に僕の大好きな夏そのものであった。