旅とバカラと酒と本

自分のおももくままに書き綴るブログです

ポイペトという街

通常の旅行者にとってポイペトはタイからシェムリアップ(有名なアンコールワットへの拠点となる街ですね)へ向かう為の単なる通過点となる街に過ぎないと思います。

初めて来たのは2001年でしたが実際アンコールワットへ行く為でした。

その時のこの街の恐ろしさというかおどろおどろしさは結構なもので未だに強い印象となって僕の記憶に刻まれております。

この街に入った途端、何とも言えない嫌な臭いとホコリまみれの汚い空気。ドロドロの道路にトラックからこぼれ落ちるほどに積まれたゴミの山。何より得体の知れない邪悪な空気がイヤという位に感じられるのです。例えるなら北斗の拳に出てくる悪党達が支配する街の雰囲気にそっくり・・・

 

「この街アビナイ・・・」

 

僕の頭上に搭載された旅の危険感知アンテナが鬼太郎並みにビンビンにおっ立っておりました。

ビザ取得所に並んでおりますと目を真っ赤にした(大麻か酒か分かりませんが)銃を肩に掛けた警官なのか兵士なのか分からない奴がフラフラと、正に絵に描いた様にフラフラしながらこちらに近づいて来るのです。

 

「キ〇ガイに刃物」!! リアル版の格言体験旅行。

 

 

「あわわわわ・・・」

 どうするどうすると慌てるものの何も出来ないで立ちすくしていると、そいつを見つけた少し離れた所にいた子供達が何故かヤイのヤイのと奴をはやしかけ始めました。すると怒ったそいつが子供達を追いかけ始めどっかに行ってしまったというシュールな展開。

 

一体何だったんだろう・・・?