最初の勝負ではあっさりと1万ペソ(2.6万円)やられた。
場所はニューコーストホテルマニラのカジノである。
マラテのマビニ通りのど真ん中にある結構大きなカジノである。
昼食でビールを飲み、酔っ払った状態で行ったのが良くなかったのか何だかよく分からないまま、あっと言う間に両替した1万ペソが無くなってしまった。
最近は少し成長したのか以前であれば熱くなって更に両替して深手を負っていたはずであるがその時はそこで思い留まる事が出来た。
不思議なものでバカラはどんなに流れが悪い時でもテーブルを変えたり、一旦打ち切って再度プレイしたりすると途端に流れが変わる事がある。
なので流れが悪い時にはそのままズルズル続行せずに何か変化を加える事が重要である。
極めて個人的な感想だが調子の悪い時は最初の勝負から外れる事が多く、逆に結果的に調子が良かった時は最初から当たる時が多い。
初っ端の勝負でこちらが絵札(0点)と絵札(0点)の0で相手があっさり9(1番強い)なんて時は例え1回しか勝負してなくてもテーブルを変えてもいいと思うくらいだ。
上記の様に全く勝負にならず負けたり、8なのに9で負けたりする時などは最悪の流れではないかと疑ってかかった方がよいと思う。
(もちろん最初に外しても調子の良い時もありそんな単純なものでないが)
最初に1万ペソのハンディは痛いがこれ位なら取り返せる、そう思う事にして一旦止める事にした。
その判断が良かったのか翌日午前の勝負では11100ペソ勝ち、トータル1100ペソだけだがプラスにする事が出来た。
プラスになった時飲むビールは美味い。この場合プラスの金額は知れてるがマイナスから取り返しプラスになったものであるから満足度は低くない。
そこで僕はお気に入りの日本料理屋「美鈴」でランチをしながらフィリピンの代表的ビールであるサンミゲルを飲む事にした。
マニラの様な油断のならない街で日本料理屋に入りビールを飲む。
そこだけはほとんど日本の空間であり落ち着け、ビールの酔いも加わって気持ちが解放され、とてもくつろげるので僕はこの時間が大好きなのである。
有体に言ってしまえばこの時間を味わう為にマニラに来ていると言ってもいいくらいだ。
こうなってしまうともう負ける事なんて考えもせず、次からの勝負は間違いなく調子良く勝ち続ける、という想像しか出来ません。
ところがそうはいかず・・・