Gさんとはいつもグータッチだ。
Gさんと会うと、まずは必ずグータッチからスタートする。
グータッチとは握ったこぶしを正面どうしでぶつけ合うやつだ。
巨人の前監督、原さんがよくやっていた。
なぜGさんがグータッチをするかというと、Gさんは熱烈な巨人ファンだからと推測している。
僕は巨人ファンでもないし普段グータッチなどする事もないが、Gさんと会うと「さも当然」といった感じでグータッチでご挨拶をする。これでいいのだ。
Gさんというのは以前ブログでも紹介したが、2019年の夏にマニラにバカラを打ちに行った時、空港からマラテ行きのバスの中で偶然出会った日本人である。
その際に不明点を質問したら大変親切に教えて頂いた事から好感を持ち、そのまま一緒に食事をする事になりお付き合いが現在まで続く、というプチ奇跡の様な付き合いの人物なのである。
驚くべき事にGさんはある理由により、ほぼ毎月マニラにきており(その理由は昨年の9月に書いたブログを参照)僕もマニラにバカラを打ちに行く際は出来るだけ日にちを合わせ、旧友を温め一杯やる様にしている。
外国で友人と待ち合わせするのは何だか良いもので「こんなところで!」という高揚感と安心感が入り混じった様な不思議な感覚がありなかなか楽しい(笑)。
お会いするのは昨年の8月末以来なので、およそ8か月ぶりである(今回のバカラ旅は4/20から4/23の4日間)。
お元気そうで何よりであった。
さっそくマビニ通りにある「美鈴」でサンミゲルビールで乾杯と相成った次第であり、楽しい時間を過ごさせて頂いた。Gさんありがとうございました(笑)
ところで今回の宿はロビンソン(有名な巨大ショッピングモール)の前にある高層ビル、バーチタワーの中にある宿泊施設「パシフィックベイ・グランドスイーツ」という所である。
なかなかいいのである。
部屋は18階で眺めもよろしい。
キッチンも付いていて簡単な料理も出来る(しないけど)。
何故だか分からないが今回は1泊約3500円という破格に安いのを予約サイトで見つけ、迷う事なく押さえたのだった。
しかしこれがとんでもない部屋だった・・・
ゴキブリも小さいのを1匹しか見かけなかったし(ゲッと思う方もいらっしゃるかもしれませんがマニラではゴキちゃんは付き物なのです・・・)蚊もいなかった。
部屋も僕には広かったし、窓を開けてベランダには出れるし、おまけにサービスでコーヒーや紅茶が付いているしでマニラの宿としては至れり尽くせりである。
こりゃいい宿に当たったわい、とほくそえんでいたその夜である。
「ドンガラガッタガタガタ、バイーン、ドギューン」
どこかから物凄い音が聞こえ始めたのである。
犯人は隣のレストランのステージの演奏であった。
本当に何故これが許されるのか不思議で仕方ないレベルの騒音であった。
ここに住んでいる住民もいるというのにクレームは来ないのか?
それともフィリピン人はこんな事くらい気にしないのか?
これを毎日聞いていてどうやって眠っているのか?
頭がハテナ?でいっぱいになった。
寝る際にはトイレットペーパーを丸めて耳に突っ込み、騒音を防ごうと試みたがあまりに騒音がひどく、少しは音が小さくなったが安眠には到底及ばず、うつらうつらするのが精一杯で結局朝の4時近くまで騒音は続いたのである・・・
翌日たまらずフロントに「部屋を替えてくれ」と申し出ると「あ、やっぱそうですか (テヘッ)」的な態度で、交換には応じてくれたのだが、次の部屋では帰る前の日の夜の睡眠中に顔(眉毛の横!)と足を南京虫に刺される始末・・・
南京虫に刺されると、そのかゆみの強烈さと刺された跡ですぐそれと分かる。
フィリピンで南京虫にやられたのは2度目である・・・
こうやって振り返るといろいろ低調だったなあ、この旅は・・・
次回に続きます!