旅とバカラと酒と本

旅、時々バカラ・・いや最近はバカラついでに旅という感じか・・・

’24年第4回バカラ旅マニラ編⑤勝利での帰国

(よかったらこの話は「’24年第4回バカラ旅マニラ編①」から読んでみて下さい)

 

 

今回の宿はマラテ地区にあるロビンソンというショッピングモールの目の前にあるバーチタワーという高層マンションの中の一室である。

このバーチタワーは50階もある高層マンションで、何社かの業者がマンションの何室かを買い取り、それをホテルとして貸し出しているのである。

高層ホテルとしては割安なので、最近はもっぱらここを定宿としている。

 

今回の部屋は37階の部屋で、今までで一番高層階であった。

             (37階からの眺め)

 

今回はパシフィックベイ・グランドスイーツというホテルに泊まったが、その外にもJMM・グランドスイーツやリージェンシー・グランドスイーツなどがあり、会社名が違うだけでどこも同じである。

 

料金はAGODAで4000~5000円位で予約出来る。

マニラにしては値段からすればまずまずなのだが、何かしら必ず不具合がある。

よくあるのは

 

①Gブリが必ず出現する。

②排水口が詰まって流れない。

③電灯がどこかしら点かない。

④床が埃まみれ

⑤コンセントに差しても通電しない。

⑥お湯が出ない。

⑦テレビが点かなかったり電気ケトルが故障していたりする。

⑧バスルームが臭う。

Wi-Fiが弱い。

⑩ルームメイキングが来ない。

⑪部屋の場所によっては隣のレストランのライブ演奏がうるさく、朝4時頃まで眠れない。

 

これらの事が何個か必ず同時に発生する。

日本だったら何でそんな所に泊まるのだ、と思うかもしれないがマニラでは当たり前の事なので妥協するしかない。まあ、慣れである。

今回の部屋 いつもではないがキッチンが使える部屋もある(運であるが)

 

今までに18階~24階に何度か泊まった事があるが、今回37階という事で、どれだけ景色がいいのだろう?とちょっと期待していたのだが、実際のところほとんど違いが感じられなかった。

このくらいの高さだとほとんど一緒である(個人の感想です)。

 

日本だったら間違いなくベランダから飛び降りれない様にすると思われるが、ここでは乗り越えられる高さのベランダである。

何か事件が起きなければいいのだが・・・

 

 

ところで話は変わるがバカラの戦績はいうとまずまずで、帰国当日の朝までで14500ペソ(38860円)のプラス。

3日目の夕方の勝負で、わずかな時間で15000ペソやられたのが痛かったが、何とか最終日の勝負で大きく負けなければマイナスは避けられそうである。

 

しかしこれでは航空運賃やホテル代、飲食などを考えたらマイナスである。

何としてもトータル収支トントンまで持って行きたい。

その為にはあと6000~7000ペソ稼がなければならない。

 

最終日はこの旅で相性のいいシティステイトタワーホテルのカジノで勝負した。

 

最初こそ勝ったり負けたりの一進一退であったが、途中現れたバンカーのツラ目を二人とも取り、結局僕が20500ペソ(約55000円)のプラス。F君も14000ペソ(約37000円)のプラスで終了した。

 

僕の方は何とか旅行費用を全額回収出来、F君も飛行機代とホテル代に近い金額の回収に成功した。

 

ギャンブルにおいて連れと一緒やるのは良くない(止め時を誤る)と思っていたが、今回初めてF君と一緒にバカラをやってみて、なんとも楽しいものだと実感した。

特にバンカーならバンカーと、一緒のところに賭けた時の面白さは秀逸である。

 

「頼むぞ!F君」

 

「あ~!なにやってんだよF!」

 

「おお~2ライン、いいよ、いいよ!」

 

「よっしゃ!ナチュラル!!」(8とか9で最強)

 

てな感じで実に盛り上がる。

 

まあ、これも勝ったから言える事であろう(笑)

 

 

逆にお互い違うところに賭けた時は最悪である。

 

 

「何で反対に賭けるんだよ!」

 

「いや、すいません・・・どうしてもこっちの気がして・・・」

 

仕方ないのである、賭け事なので。

しかし・・・

 

「ブタ引け、ブタ引け!」

 

「ヒドイじゃないすかあ~」

 

「お願いです、ピクチャー引いて下さい!」(絵札の事で、0である)

 

「何てこと言うんだよ!」

 

相手の負けを願ってののしりあうのである・・・

 

今回F君と同じテーブルで逆に賭けた時の勝率は、大体7:3くらいで僕の圧勝であった。

何とかバカラの師匠としての面目を保つ事が出来た(笑)。

 

 

そんなこんなでF君を連れての旅は何とか無事に終了した。

F君を連れての旅は幼児を連れて旅する様なものであるが、なかなか楽しかったのである(笑)。