旅とバカラと酒と本

自分のおももくままに書き綴るブログです

旅の魅力

さてここからはこのブログの題名である旅についてまた語りたいと思います。

旅の魅力とは何かと問われたら「非日常を味わう」という事に尽きるのではないかと思う。その伝で言えば近所よりは離れた場所、近郊よりは地方、日本よりは海外、といった方が非日常を味わえる事になってくると思う。

実際僕も日本で行きたいところと言えば小笠原諸島八重山諸島、北海道のどこか突端、といった普段生活している都市部ではないどこかに行きたいなと思います。

あっ、そう言えば数年前、京都に行ってみたんですが大人になって行く京都っていいもんですね。学生時代には感じなかった昔の時代にタイムスリップしたみたいな非日常が味わえて趣深かったです。

あそこは中高生なんぞに行かせる必要はありません。ギャーギャーうるさくて雰囲気が台無しです。第一中高生は古い神社や寺やなんぞに興味はありません。宝の持ち腐れです。京都という所は大人になってから行けばいいのでUSJやディズニーランド、または長島スパーランドあたりに放り込んでおけばよろしい。その方が皆が幸せになれる事間違いなしです。学校関係者に方々、ご一考をお願い致します。

バカラあれこれ⑥

僕がよく行くポイペトのカジノにはちょっとした売店がありスナック菓子やカップ麺、ジュースやビールなどを販売しています。ちなみにシンハービールは35バーツでバンコクのコンビニで買うより2割ほど安く大変良心的です。

僕はカジノでプラスでゲームを終えた時、決まってここでシンハービール(ビアシン)を3本ほど買ってプロモーションチップを買った時に貰えるミールクーポンでカオパット(タイの炒飯)を頼み、それをツマミにビアシンを飲むのを無常の楽しみとしています。

勝利で勝負を終えた時の若干興奮した状態でそのゲームを振り返りながら飲むビールほど美味いものはありません。綱渡り的な勝負を制した瞬間などを振り返りながら1人ニヤニヤしてビールを口に運んでいるのです。

勝負に集中して疲れた神経がここでアルコールの効果によってジワジワと解き放たれ、弛緩していくのを楽しみながら酩酊していくのは何事にも代えがたい悦楽なのです。

バカラあれこれ⑤

バカラではテーブル毎にミニマムベット(最低賭け金)が決まっているがその金額に満たないお金を賭けたい人が時たま自分の賭けたチップの上に乗せてくる事がある。

もちろん事前に乗っけていいか許可を得てから乗せてくるケースが多いが無言で乗せてくる人もいる。しかしどちらも断ることは難しい。自分が賭けている方に賛同してくれているわけだし、何より頼られ信頼されている様で断る事など無いし見た事もない。

しかしこれがなかなか曲者だったりする。

調子が良い時ならいいが賭けたあと非常に迷ったりする事もある。極めつけは稀に「いかん!これは絶対外れる!」と急に確信を持ったりする事がある。

がしかし、自分のチップの上に乗せられた他人にチップを見るととてもではないが「賭けるのや~めた」とは言いだせない・・・ましてやこれらの乗せられたチップは最低賭け金に満たない、彼等自身だけでは賭ける事の出来ないなけなしのお金である・・・

 

そして残念ながら結果としてこれらははずれる。いや、いつもではないが大抵はずれる。「引っ込めたい、でも引っ込められない、いやでもやっぱり引っ込めたい、いやしかし・・・」なんてやってると大抵悪い結果となる・・・

 

この場合自分ファーストで他人の事など考慮せず遠慮なく賭けるのを止めるべきなのだが今のところストップ出来た事がない・・・これを書いた事をきっかけに次回は是非とも外れると確信した時はストップしたいと思う。

バカラあれこれ④

プロモーションチップを使えるバカラ卓は多くはありません。

つまり卓を選んで賭ける事が難しいわけです。

バカラでは何卓もあるテーブルの出目表を見て自分がピンときた卓で賭け始める事が多いわけですがプロモーションチップの場合なかなかそうはいかないわけです。

なので言ってみればぶっつけ本番で賭ける事になり、流れが読めないままに賭けるケースが多くその後の流れがついていたりボチボチならいいですがついてないケースもままあるわけで、そう感じたら即座に一旦自分の部屋に戻り悪い流れを断ち切る事が大切だと思います。フットワークを軽く、意固地にならず客観的に自分のツキを判断し、状況を変える事がポイントであろうと思います。その為のカジノホテルの自分の部屋であり時間はたっぷりあるのですから。

24時間やってますので(笑)。

バカラあれこれ③

プロモーションチップについて少し説明したいと思います。

ポイペトのカジノのチップにはキャッシュチップとプロモーションチップの2種類があり、キャッシュチップは現金に交換が出来ますがプロモーションチップは現金に交換出来ません。

15000バーツとか20000バーツとか払って宿泊が無料になる場合、渡されるのはこのプロモーションチップです。

プロモーションチップを賭けて当たった場合、当たった分はキャッシュチップで戻されますが賭けた分はそのままプロモーションチップで戻されます。

つまりプロモーションチップははずれるまでずっと手元に残り続けます。

仮に15000バーツのプロモーションチップがあった場合、1000バーツをベースに賭けたとすると15回はずれたらプロモーションチップを使い切った事になり、その間15回当たればプラスマイナス「0」となり宿泊がタダになるというわけですね。

なので結構あっという間に使い切る事になるのでこのプロモーションチップを使わない手はないという事です。

前述のYさんは掛け金のベースを100バーツと決めておられる為、消化するまで相当な時間を要する事になります。何せ150回はずれるまでプロモーションチップが残るわけですから。

逆に言えば宿泊費をタダに近くしながら長い時間カジノを楽しむ事が出来るわけです。

更には前回述べた様に、食事が2食無料になるクーポンももらえるのでほとんどタダで長期間滞在する事が可能になります。

バカラあれこれ②

ポイペトの大きなカジノではプロモーションチップと言ってプレイする前に15000バーツとか20000バーツとかカジノによって様々だが一定金額以上のチップを購入する事で宿泊が無料になるシステムがある。

平日は安く金、土は金額が上がる。

15000バーツと言えばおよそ5万円強だがこの程度のチップなどあっという間に使い切ってしまうのでこのシステムを使わない手はない。

ポイペトでのもう一人の知り合いにYさんという方がいるのだが彼は航空会社を退職し現在70歳を越えて年金で悠々自適な老後を送られているのだが毎年冬と夏1ヶ月ほどポイペトのカジノホテルに泊まってギャンブルを楽しんでいらっしゃる。

いくら年金を多くもらっていても1ヶ月もの宿泊となると結構な出費になると思われるが実は彼はわずか10000バーツのチップ購入で宿泊が一泊無料になる場所を知っておりこの様な事が可能なのだ。

この宿泊の中には2食分のクーポンも含まれておりほぼ無料で滞在する事が可能となる。

もちろんカジノで負け続けたら滞在は不可能だが例えばバカラを例にとるとほぼ2分の1で勝ったり負けたりなので無茶な勝負に出なければそうそう持ち金が減る事はない。

彼の場合ニュウニュウ、ポーカーを中心として賭ける際は100バーツと決めて大きく負ける事がない様に賭け事を楽しんでおり冬の一番寒い時と夏の一番暑い時には日本から脱出するといううらやましい生活を実現しておられる。

彼を紹介してくれたのは前述のポイペト在住のAさんで、おかげ様で僕も10000バーツのチップ購入で宿泊出来る事になり老後は同じ様に長期滞在してバカラを楽しもうと思っている。

バカラあれこれ①

ここからはバカラにおいて自分なりに感じた事を書いていきたいと思います。

以前にも書きましたがポイペトにはAさんという早期リタイヤ(2019年に51歳と言ってました)した日本人の知り合いがおり、彼はかれこれ5~6年はここポイペトに暮らしています。

中心地から7~8分位歩いたゲストハウスの一室を借りて暮らしており、一度部屋を訪れた事がありますがまさに圧巻と言いますか「The・男の部屋」という感じでドロボウが入る前から入った後、と言った感じの、と言うよりはドロボウさえも入るのをためらわせる位の魔境の空間になっておりました。

ポイペトに暮らすと言ってもポイペトはカジノ以外にする事はなく当然ながら彼は毎日毎日ほとんど全てのカジノをパトロールしております(出禁になったカジノを除く)。

牛牛(ニュウニュウ)とかタイガー&ドラゴンなどといった日本人であればほぼ知らない様なギャンブルまで熟知している。

当然ながらバカラにおいても造詣が深く、ポイペトにはカジノによってはインシュランスというローカルルールがあるが最初は一体これは何なんだと意味が分からなかったのだが彼に教えてもらい大体のところは把握出来た(が完璧に把握出来てるわけではない・・)。

簡単に言えば自分が相手よりも数字が勝っている状況で相手が3枚目をめくる前に自分が逆転されそうだと思った時に保険を掛ける事が出来る、といったものである。大きな勝負をした時などはこれを活用するのは有効で、ルールを知らないよりはを知っていると損失を少なくする事が出来る。

そんな彼が以前ポロっと言った言葉にこんなものあった。

 

「スタートから3連続で負けたら席を外した方がいいですよ」

 

何となく自分でもそんな感じの感触はあったのだがはっきりそう言われるとやっぱりそういう傾向ってあるよなぁ、と思ってしまった。

もちろんこれも「そうかもしれないしそうじゃないかもしれない」だろう。スタートから3連続負けた後に4連勝だって当然起こりうる。

しかし大敗した時というのは得てしてスタートから調子が悪い時だ。逆に言えば大勝(あんまりないけど・・)した時は最初から調子がいい時が多い(当社比)。

おそらくスタートから負け続けた時は早く取り返したいという焦りによってリズムが狂い易く、賭け方がいつもより荒れがちになる傾向がある様に思う。

もちろんこれも長い勝負の一局面だと平然と捉えられるなら別であるが・・・

僕の様な目先の勝敗に心が揺れ、資金も潤沢にないプレイヤーは最初から負けが続く時は一旦部屋に戻るかテーブルを移るなどした方が賢明であろうと感じる。

 

バカラ探求&攻略⑪

以前ツキの流れが来たと踏んでそうではなかったというこんなケースがあった。

ポイペトでの話である。

座ったバカラのテーブルは珍しく日本人のみが3人でプレイしていた。どうやら彼等は知り合いの様でおそらくバンコクから遊びにきている感じであった。

ポイペトのバカラのテーブルで日本人は大変少なく、大抵がタイ人でカジノによっては中国人だらけ。場末のカジノに行くとほとんどがカンボジア人である。

僕が入って4人になったそのテーブルではバンカーに賭けた。流れ的にもバンカーが順当で他の日本人もバンカーに賭けたが1人だけ最後にプレイヤーに賭けた。雰囲気から言ってどうやら彼はまだバカラを始めてそんなに日が経ってない様な所作が感じられた。

バカラはプレイヤーからカードをめくる。そしてその彼が引いたカードは9と絵柄でいきなりナチュラルの「9」。

 

「あ~」だの「なんだよ~」等、知り合い達の落胆の声が漏れた。

 

バンカーの最高額を賭けたのは僕だったのでカードをめくった。

最初の数字は6。

2枚目のカードを絞るとワンライン。つまりカードの中央に1列だけマークが見えた。この場合可能性のある数字は2か3である。2なら負けるし3なら最強の9に対し引き分ける事が出来る。

僕は力を込めてそのまま一気に絞りあげた。

すると何と3が現われ最強の9に対しドローに持ち込む事が出来た!

周りから感嘆の声が漏れた。

 

「お~」

「すげ~」

 

知り合いではないのでもちろん小声である。

流れ的にはバンカーであったし9に対し9で対抗し負けなかった。この場合も本来なら負けたであろう勝負であり、これはいけるかもしれないと感じ次の勝負では賭け金を更に倍に増やした。

賭けたのはそのままバンカーで彼もそのままプレーヤーに賭けた。

すると何という事か彼が出した2枚の合計はまたしても「9」

流石に連続で9を出されるとこちらもへこむ。それでも気を取り直して1枚目をめくると8。普通で言えば悪くない数字である。

しかしこの場合1を引く以外負けが確定する。2枚目を絞ると流石に2匹目のどじょうはおらずカードは絵柄で合計は「8」。同じナチュラル同士で負けてしまった。

「9」と「8」を出して1度も勝てない。

僕は思わず席を立った。「ツイてますね~」と妙に余裕のあるふりの、内心では忸怩たる思いでのセリフを残して。

この場合なにがいけなかったのか。やはり引き分けたとは言え勝ち切ってないのにツキがあると思い込んだのがいけなかったのか。それともビギナーズラックで彼にツキがあり過ぎたのか。はたまたこんな短期間の勝負で自分のツキなど判断してはいけなかったという事か。

まあ、そのどれかかもしれないしそうではないかもしれない。

それにしてもバカラは難しい・・・

 

 

バカラ探求&攻略⑩

これらの事に共通するのは本来であれば負けていてもおかしくない展開が一転して勝ちに繋がったケースである。

であるならばこの様なケースに出会った時は少し強気で押してみるべきであり実際僕はそうする様にしている。そして勝率も悪くない。

しかしこれも「そうかもしれないし、そうではないかもしれない」という事を常に頭の隅に置き、盲目的になってはいけないだろう。

そして1つ残念な事はこの様な分かり易いシグナルはそんなには自分の身には起こらないという事である。なので同じ席にいる他のメンバーのカードの引き具合を見ておくのが大切になってくる。

よくバカラで言われるのはツキの落ちているメンバーの逆を行け、という事がある。

実際それはその通りで、傍から見て明らかにツイていないのに無理して賭けている人がいるが、そういう人はすぐに他のメンバーの餌食になる。自分が賭けた所の逆に他のメンバーがこぞって賭けられる程バカラにおいて惨めな事はない。こんな時は即座にプレイを止めなければならない。

これの逆で劇的な勝利を収めたプレーヤーがいたら乗っかるのは必要な技術であろう。

バカラ探求&攻略⑨

バカラを始めてそんなに日が経ってない頃こういう展開からツキ出した事があった。

僕はバンカーに賭け、2枚の合計は「6」であった。対してプレイヤーの2枚の合計は「1」。プレーヤーでもバンカーでも最初の2枚の合計が6と7の場合スタンドと言って基本的には3枚目は配られない。

プレーヤーは2枚の合計が5以下の場合バンカーが8か9でなければ3枚目を引く。(8か9の場合はナチュラルと言って即決で勝負が決まる)

そしてこの時プレーヤーが引いた3枚目の数字は「6」で合計が「7」となり僕はあっさり「1」差で差されてしまった。

それまでもツキの流れが良くなくストレスが溜まっていた僕はわずかに1差で差されてしまった不運に嫌になってしまい思わず席を立ってしまった。

するとプレイヤーが「ノー、ノー、ノー」と僕を制し、ディーラーが僕にカードを配ろうとしている。

 

そうなのである。プレイヤーがスタンドの場合は3枚目が配られる事はないが、バンカーの場合はスタンドでも合計が「6」の時だけ、プレーヤーの3枚目が6もしくは7の場合のみバンカーにも3枚目が配られる。

ルールとしてはもちろん知っていたが何故かその時とっさにピンと来ず思わず席を立ってしまったのである。

その時の気持ちとしては「あっ、そうだった」と少しホッとした感じはあったがほとんど期待はしていなかった。何となく投げやりな感じで絞ると出て来た数字は何と「2」で、合計が「8」となり逆に1差で相手を差してしまったのである。

相手のプレーヤーはあっけに取られた顔をしていたが、この勝負から急にその後ツキが廻って来る展開になった。